24h

主演の女/椎名林檎

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歯が、痛いです。

本当に、右上の奥歯が痛いです。どうやら隣接している2本が痛む様子です。

目の次は歯です。メンテナンスの大事さを思い知らされます30歳。そうだよなー、30年もこの体、使っていたら色々ガタがくるよなー。と、歯に正露丸を詰め(猛烈な匂い)ながら思いました。そうこうしてまたブログを書いて夜更かししようと決め込んでいたら、小学生の頃からの旧友から「あした、転勤先に帰っちゃうよー!」と連絡があり、花火大会に行こうなどと安易に約束し、その幹事をほっぽり出していた現実に直面したわたしは、何を思ったか瞬時に「一杯、飲みに行こう!」などと返信(いつもは返信が至極、遅い)していました。

 

久しぶりに会った旧友は仕事柄もあり、最後に会った時よりー10㎏近く痩せてしまっていました。そして彼が地元を離れた場所に転勤になり、そこは田舎で友人もおらず自分と歳の近い人も居ず、俺は彼女もいない。孤独と闘っている、という悩みを解決すべくわたしは知恵を絞って思いつくまでに様々な話をしました。

ペットを飼ってみたら、とか、喫茶店の常連になってマスターに気に入られるように働きかけそのマスターのツテで良い子を紹介してもらう、だとか、家でホットプレート・パーティを開き旧友たちを招き入れてみては、とか、ポケモンGOやらない?、とかetc...。どれも、彼の悩みをズバッと解決するに至りそうもなく、月曜日の夜半過ぎ、繁華街に繰り出してみてもわたしの知っているバーはことごとく閉店してしまっていて、グルグルと居酒屋さんを探し二人とも汗を拭いながら、アルコール一杯を求め、居酒屋難民になっていました。

 

そうこうしているうちに、ふと、わたしは軽いデジャヴを感じました。

というのも、小学生の時わたしはクラスのみんなより発育が恐ろしく早く、水泳を10年以上続けていたせいもあって12歳小学6年生の分際で背がどんどん伸び、案の定、背の順で整列しなくてはならない朝礼のときなどは問答無用でいちばん後ろに並ばなくてはならなかったのですが。

それは当時、旧友の彼も同じ、だったのでした。

朝礼台で演説のように繰り返し放たれている校長先生達の声は、いちばん後ろで立ちすくむわたしたちには遠く聞こえ、何のためにここに整列しているのか分からなくなるくらいでした。クラスのみんなの素行も丸見え。そんな時に彼とはよく、つい、小さい声でですが他愛ない話をしていました。その20年近くまえの感覚に今日、一杯にありつくため難民になって歩き回りながらデジャヴを覚えたのだと思います。

小学生にも悩んでいること、とは今になると笑っちゃうような内容だったりするけれど相応にしてあり、いつの間にかわたしは彼の普段こぼさないような悩みをじっくり、聞くようになっていました。今日話した内容は、また、小学生の時の悩みのようにいつか、そんなことで悩んでたのかー!なんて感じる日が来るのかもしれません。でも、わたしが察するに彼は悩みを解決とか、どうにかしたいのではなくて、きっと誰かに話したいのだな、聞いてもらいたかったのだなと今日は、少し、感じました。

 

彼も知っている旧友で、背の順で今度はいちばん前、に君臨し続けていた男友達とわたしは年に5回くらい、映画館で映画を観たり食事をしたりカラオケに行ったりしているのですが、次回はその彼も含め、三人でカラオケに行こう、と約束をして別れました。わたしはカラオケはネタを持ち寄る会で、日々のアレコレをアタマから消し去って酸欠になっても構わず、全力投球するものだと思っているので、是が非でも旧友三人でストレスを出し切りたいと思います。今度は幹事ちゃんとやります。←

 

同じ30歳。されど30歳。

毎日暑いですが健康第一で、友人には頑張ってほしいです。