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24h

P and A/藤崎彩音

 

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数日前から、予約を取っていた映画を劇場で観てきました。

 

日付が変わると同時に、待機していてネットで予約を取ったのですがあっという間に席は予約で埋まり、開演前日には、ほぼほぼ完全に席はすべて埋まっていました。その勢いにびっくり。映画も久しぶりだったので、ひじょうに楽しみにしていました。

I氏とは夕方頃に待ち合わせ時間を決めたので、早起きが苦手なわたしにとっては、ありがたかったです。

 

当日、日曜日の喧騒のなか、待ち合わせ場所に遅れずにI氏が来ていて、電話をかけてくるあたり、今日はいつもと一味違う、何かが起きるかもと感じざるを得ませんでした。結局のところその予想は、当たらずも外れず。

 

移動中の電車内で、『そろそろ、一人暮らしがしたい。』と漏らすI氏に動揺を隠せない(友達として心配な)わたしは、『お米が炊けたら、何とかなる!』とか、訳のわからない身勝手なアドバイスをしつつも、それが『来年』に決行されるらしいことを知り、胸中は不安でいっぱいでした。言うなれば、お坊ちゃまで、現実問題、末っ子の彼が、自炊に、!洗濯、!掃除、!それを、ひ、ひとりで!!、、I氏のポテンシャルを下げないためにもそれら出かかった言葉達を、口にはしませんでしたが、実際、わたしの目が泳ぎまくっていたのは隠し通せない事実であったように思います。きっと、ここ最近の彼の気持ちのなかで、何かしら、変化があったのだと思います。そう考えると、『おめでとう!』と言ってやるのが腐れ縁の友達の努め、のようにみえますが、とにかく心配の方が優先してしまっていて、なぜか電車に揺られながら、わたしの挙動不審・モード全開。

 

今回、都内に出掛けたので、駅についても終始、方向音痴と地図が解読できないことから、わたしとI氏は冷や汗をかきながら、なるだけ、田舎者だとバレないように努め、人に道を尋ねる案を蹴り、グングンとあさっての方向に突き進みました。やっと劇場に無事、辿り着いて、とりあえずチケットを発券し、近くの公園をブラブラ散歩することになり、『銀魂、実写化』や、『こち亀お疲れ様話』などについて(つまり主にジャンプネタ)談義し、道道、なぜか園内に落ちている強烈な匂いの元、銀杏を踏んづけた、だの、これは回避できない、だの呟きながら、あてもなく歩き回りました。

わたしは、背の高く、体格の良いガッシリしたSと、背の順で一番前に君臨していたI氏は見た目はあべこべでも、純粋であり素直であり、話していると感じる柔軟性がある点が共通しているな、と個人的に思っていて、同時に彼らは男子であるにもかかわらず、いっそ比べてわたしが一番鈍感で、対二人のナイーブで、繊細で、本当は傷つきやすい、ことの真意を知っているので、少々、彼らに豪快さを求めてしまったり、口にしてはいけないであろうワードを広げてしまうことがあります。いつも解散した後は密かに、行われた、交わされた会話を頭の中で反芻しては反省します。集中力が切れてくると、わたしは伝えたい、言いたいことにワンクッション置いて言葉にする、ということを忘れがちでいかんです。

 

映画は、観てよかった、と思える、素敵な展開でした。ちょっとうるっとくる場面もあって、グッと涙腺を引き締め、耐えました。この映画を観るのが3回目のI氏は、関連書籍をほとんど揃えるまでにハマっていて、わたしが『いやー、これは何回か観たくなる映画だよ!』と終演後、感想を話すととても喜んでいました。本当に、いい映画が観れて嬉しかったし、映画館で映画を観るという行為そもそもが、至極、贅沢で有意義な時間だったと思います。

 

その後、I氏の考案で、漫画原作のGANTZ:O展に行って来ました。パシャパシャとスマホのシャッターを、ここぞとばかりに切りまくるI氏。原画をカメラにおさめている様子でした。わたしは、キャラクターの山咲杏さんのグラフィックやムービーを見て、『夙川ボーイズのリンダdadaさんに似てる。大阪弁なところも。。。あるいは、最近行くようになった、ぞっこんしているアパレル店の店員さんに激似、!』などと黙って思いを馳せていました。VRという新しい体験もしました。音と振動と視覚で、短い時間でしたが、さっき観た映画と同じくらい印象に残りました。怖い映像がホントに怖く(日本語おかしい)、夜眠れなくなるやつだな、と思いました。リアリティー満載でした。また、劇中歌を歌っているドレスコーズというバンドは、わたしが以前好きだった毛皮のマリーズというバンドのボーカル、志磨遼平さんが歌い手で、久しぶりに志磨さんの声が聴けて、少しうれしかったです。

 

それからは二人で夕食を摂り、(また都内をさ迷いなんとか辿り着いた。わたしに至っては、グーグルマップのアプリをインストールするところからのスタート。ぇ)いろんな話をしました。なんだかんだ言って、旧友がいることは有難いです。気兼ねなく、自分をさらけ出しても、いつものことだ、と驚いたりせず、構えていてくれる。わたしの母方の父、祖父が口を酸っぱくして、『学校に行ったら、友達を作りなさい。』と言っていたと母が言いますが、それはとても大事なことなのだな、と今、もう学生時代に戻れなくなって初めて、強く思います。

 

今日の行事はそんな感じで、満了しました。

帰りの電車の中で、好きな食べ物の話になったのですが、あまり食にこだわりのないI氏にそれを尋ねると、彼は、恐る恐る、

『カレー、、、。あと、キクラゲ。。。』と呟くものだから、笑いを堪えるのに必死でした。実際問題、吹き出していたと思います。ちなみにわたしの好きな食べ物は『天丼とジャガイモ。』です!(どや)

また、半年後くらいに、I氏とは会うことになるので、特に寂しくはありませんが、近頃アクティブな彼の動向にわたしはまた勝手にヒヤヒヤするのでしょう。

友達の少ないわたしですが、このI氏とのアンニュイな、というか、なんとも形容しがたい関係は継続していく方向で、これからもよろしくお願い、したいです。