サントワマミー／奇妙礼太郎

今日は、妹の誕生日でした。

父が、妹主催の妹による、妹のためのライブに参加すると、朝から電話をかけてきて、『お前は行かないのか？』と尋ねられ、ビックリしました。妹は、大学生の時から、引き語りのライブを都内中心に行っており、ただ、父は一度も妹の演奏を見に行ったことがありませんでした。

母は当時から、芦毛なくライブを観に行っていたのですが、今日は仕事の都合で行けなかった様子です。わたしも遅番だったので行けず。

母曰く、父は実は去年、電車のホームに転落し、肩甲骨を折る怪我をし、生死の境をさまよわないまでも、ちょっと間違えば三途の川がちょろっと見えていたかもしれない思いをしたので、急に、九州の実家に帰る、と言い出したり、今まで行かなかった妹のライブに行こう、などと、考え方がシフトしたのでは。ということから、らしいです。

もともと、父は学生時代、クラシックギターで自作曲を趣味の範囲で、ですが嗜んでいたと聞きました。ジャズが好きで友達はいなくて、でも父はここ最近になって確かに、変わった気がします。妹の曲や歌に色々注文をつけたりしますが、以前より、人と交流したりして丸くなった気がします。

わたしにはないものを妹はたくさん持っていて、でも、わたしは妹が笑って、安心して過ごせているのなら、それに嫉妬したい感情にはまったく、見舞われません。これが姉妹という関係性なのでしょうか。

父が、ライブハウスで爆発していないか（ちょっとしたことですぐ機嫌を損ねるもので）、妹に当たったりしていないか、ものすごく心配ですが、明後日、父と会うのでその時聞いてみたいと思います。

眠くて、文章がまとまらず、文字が霞んで見えてきたので、そろそろ寝ます。

おやすみ。