24h

大不正解/back number

 

○○へ

もし、君に会うことが、話すことが、電話ですら、メッセージですら、許されないことであったのなら、わたしはわたしの胸の内や、このブログの下書きに留まらせておけるほど、頭の良い、都合の良い人にはなれそうもなくて、このお手紙を書きます、そして載せます。

 

これはわたしのエゴと言えるし、君にはもうずいぶんと長い間、お互いに自分の命を消耗しながら、泣いたり笑ったりして生きることをしていたから、きっと。

会えていないし、言葉も交わしていないけれど、わたしは今すぐにでも、君の話を聞きたいです。君の近況を知りたい。

なぜならばそれは、君が君の命を紡いでいくことに疲れてしまっている今だから。

 

 

わたしはいま何不自由ない体で健康で、毎日を、以前、君と面と向かって話したときより深く感謝しては、一日一日なぞるように息をしています。

 

君にも同じようにしてほしいなんて望まない。

ただ、君なりの今を、この、恐らくで汲み取るに、痛く、苦しく辛い時分に、それでもしっかりと掴んでいたい何かが、君の命のなかに存在しているように願う、それ一心です。

 

その答えや手応えは、他ならない君自身が見つけなくてはならなくて、わたしにはその役目は任されないことが、残念ながら決まってしまっているよ。

 

きっとわたしより、生きることの尊さを君はもう理解していると、わたしはどこかで気付いたから、離れてしまったのかもしれない。

 

お願いだから、またいっしょに話そう。

心が折れたときだけだっていい。

また、話したい。

 

 

何らかの手段で、近い未来、そう遠くない時間に、わたしは君に話しかけようとするとおもう。

どうなるかなんて、わたしも君もわからない、それは同じだね。

 

君が君でなくなるまえに。

わたしは君を取り戻したい。