24h

ありあまる富/椎名林檎

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わたしの今でも少しばかりの、根拠のない自信はきっと、今まで関わりを持ったすべての方から引き継いだ、それはまるで贈り物のようでいて、至って多分、啓示からなる言伝や所作から産まれた、わたしにとって素晴らしい出来事として自信、気持ちのどこかに刻まれているのだと昨今、感じます。

今日は走馬灯のように、今までわたしがしてきた、やらかしたことの反省も兼ね、様々なわたしに助言してくれた人たちを思って、もう再び会うこともなく、それ故に愛おしく、久しぶりにすこし泣いて、すっきりしました。

 

働いていて、勤務に就き、まだまだ修行の身である環境で、毎日毎晩、ちょっとの時間でも反省することを欠かさずに試みてきて数年。前に進むため、って意識せずとも、次に同じ過ちを繰り返さないためにもなんて、頭のどこかで考えていたのかもしれませんが、昨日久しぶりに聞いた声の主は、まさしく、こう指摘してくれました。

『のぞみは真面目だから。』

『いいんだよ、気にしなくて。』

『だいぶタイム・ラグがあったり、会えなかったりする、でもさ、私は同じところをぐるぐるする。きっとお互い。だから大丈夫。』

 

ほんの7分未満の時間で彼女はやはり、わたしという人間を見抜くと同時に気遣ってそう言ってくれたのだと思いました。

彼女はわたしのキーパーソンのような人で、タイミングが絶妙なのがいつもびっくりさせられます。5年振りに聞いた声は、10年前の私たちからは想像を絶する『前向きさ』『明るさ』をみせつける、弾んだ会話であったように感じました。

 

遺書が出来上がった、とか夜中にメールしたり。読んだ本や誰かの思想にかぶれては、ホット・コーヒー1杯を頼んで、何時間も喫茶店で談義したり。高円寺の今は亡きライブハウスに行き、ホールの隅っこで、並んで座り込んでタバコふかして、そういう関係なのかと周りに勘違いされたり(わたしはその事実を3年後に知る)。そういえば、わたしが当時付き合っていた彼氏に、彼女がブチ切れ、彼に天誅、蹴り飛ばしたなんてこともあったっけ。

 

ケンカも何回もしました。心の内側が読めて、、、というか、読まれてしまって←

わたしが一般に言う道を外れても彼女に一般常識からなる助言はなく、それはなぜなら、その、当時の、ちゃらんぽらんででも、わたしの気持ちを最優先にいつも尊重していてくれたからだと思います。わたしも彼女に、こうあるべき!などという言葉は一度も、冗談以外で発したことは皆無だと、今、振り返ってみてまた気付かされる塩梅。

思ったことを言わなくてもシンクロしている感覚って、不思議。

宇宙人なのかもしれません。お互い。ぇ

 

父が夜、食事をしようと半ば強引に持ちかけてきたので、短時間ですが、明日は彼女に久しぶりに会ってきます。

 

さて、どうなることやら。

根拠や理屈、理由なんてきっとそこにはいらない。

そんなものがあったとしたら、至極つまらないから、彼女とわたしはもうとっくにこの現実世界を諦め、遺書もバッチリ書いたことだし、随分と前にすでに他界している、と予想できます。

 

今は面白がっている場合でもないのだけど、一筋縄ではいかない、予想の遥か上をいく展開。それだからこそ、面白いよね。ぐらいでちょうどいい。

 

ーこないだ、梅酒、漬けてみました。

 

おやすみなさい。

 

 

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