翳りゆく部屋/エレファントカシマシ
(父、iPhone撮影。機内からの景色。)
11/25ー26、一泊二日。
家族4人揃って宮崎県におばあちゃんの一周忌、法事に行って来ました。
飛行機の揺れにだいぶ慣れたわたしは機内販売のお菓子サブレを貪りながら、デジカメで写真をパシャパシャ撮って、はしゃぐ父の相手をするぐらい冷静になれていました。もう、飛行機怖くない!(成長)
じゃがいも、さつまいも、さといも、やまいも。etc...
芋と名のつく芋は何もかも大好物のわたし、2525枚に一枚隠れているサブレを引き当てることを夢見て、CAさんに販売してもらいました。
.........5枚入りでしたがわたしの元に来た金時サブレには、スマイルさぶは入っていませんでした。家族4人で美味しくいただきました。
デジカメを座席上の荷物にしまいこんでしまい、窓側の席に座る父はわたしのiPhoneで窓から見える景色を撮影していました。1枚目の写真、父が撮影したモノです。
なかなかうまく撮れているので、disることが出来ず残念です(笑顔)
実は、事前に時間を決めて空港で待ち合わせしたわたし達でしたが、妹がターミナルで迷子になり、危うく全員で飛行機に乗り遅れるところでした。当の本人(妹)はなぜかブチギレ気味でプンプンに怒って登場しました。わたしと母はわざと彼女を責めませんでした。CAさんを先頭に空港の長い廊下を4人、ダッシュで走り抜ける事態に。
わたしに至っては普段まったくと言っていいほど運動をしないので、飛行機に乗り込んで着席した途端、気管が詰まりしばらく咳き込んでいました。あんなに走るなんて、死ぬかと思いました本当に。
一時間半のフライトで無事、宮崎空港に着きました。
ANA機内にあるラジオがお気に入りの父のために行きの飛行機の予約はANAで押さえたのですが、(仮眠を摂りたいのに、はしゃぎ過ぎてうるさい父がいとも簡単に想像できたので、それを防ぐためでもありました。)
結局、父は機内で楽しみにしていたラジオを聴くのもそこそこに、次の家族でのレクリエーションの日程や、妹が遠征で行う予定のライブの詳細などを聞きたがり、わたしの仮眠計画は淘汰されました。
宮崎空港でチキン南蛮のお弁当と『鯨ようかん』を買い、列車に乗り込みました。
お弁当も、ようかんもとっても美味しかったです。鯨ようかんは関東ではあまり見かけないお菓子です。中身の写真を撮るのを忘れてしまったのですが、お餅をあんこで挟んであってわたしには斬新でした。
電車に揺られ1時間。延岡駅に着くと、父の弟のSおじさんが車で迎えにきてくれていました。ホテルまで送ってもらいフロントで荷物を預け、Sおじさんの車で高千穂へ観光に。父の大好きな神社巡りも兼ねていました。
道中、母(料理好き)が道の駅に寄りたいと言って、見たことのないような野菜が見たことのないような破価格で売られていて、滞在した短時間でそれらを買い占めていました。
わたしは風車ミントという、鮮やかで綺麗な色をした飴玉と、イチゴとバニラのソフトクリームを買い、るんるんでした。
高千穂に行く前に神社を巡り、妹とトンボ玉のチャーム付きおみくじを引きました。
写真だと分かりにくいのですが、中にキラキラの金箔のような素材が入っていて、水色と薄いピンクがぽちぽちと、綺麗な丸いトンボ玉。ちなみにおみくじは久しぶりに大吉を引き当てました。
謙虚な気持ちを忘れずに。調子に乗りすぎは良くないと、
ざっくり言うとそんなことが書いてありました。確信。
宮崎の気温は関東とあまり変わらず、むしろ、山の近くを観光したためか少し肌寒く感じました。紅葉が進み、秋を思わせる風景にたくさん出会いました。
パワースポットでもあり、大木が何本もそびえ立っている境内は土曜日ということもあり、他にも観光で訪れている人、団体さん達で賑わっていました。
あ、。大木の大きさを伝えたいがために、わたしが写り込んでいますがお見苦しいことこの上なく申し訳ありません。母が撮影してくれたのですが、何かすごい笑みを浮かべてます。すみません樹木のあまりの大きさにテンション上がりきってました。
お次は高千穂。天岩戸神社に行きました。
川の岩がきや、鉄橋を眺めながら、ここは只者ではない何かが潜んでいる、と感じさせる絶景に驚き、キョロキョロしながら細い小道を登って行きました。
自然の脅威に圧巻。
実はわたしはまだ物心つく前に父と母と祖母と、従兄弟達と、この場所に訪れているらしいのですが、記憶が抜け落ちていてうまく思い出せません。そのあとの、流しそうめんをみんなでいただいた時のことはちゃんと覚えているのに!、←
おののくくらい、たくさん積まれた様々な色と大きさの石たちは、お参りに訪れた人たちが積んで言ったものらしいです。
お昼ご飯も食べずに、車で案内してくれたSおじさんにはとても感謝しています。道の駅で買った黒糖ドーナッツを甘いもの好きなおじさんに差し上げました。
クタクタになってホテルに帰ってきて、父と喫煙の部屋に。
母と妹は禁煙の部屋に戻りました。各々さっとシャワーを浴びて、2時間後。
エスニック料理のお店で、Sおじさんとその奥さんのHおばさん、この間結婚し可愛い女の子も無事、産まれたばかりのSおじさんの三男(わたしや妹からすると、従兄弟にあたる)と、その奥さんNさんと我々で、食事を摂りました。
関東にしかないものをプレゼントにと、わたしは従兄弟家族にパリのキッチン用品を贈りました。奥さんのNさんが喜んでくれて嬉しかったです。
宮崎の食事処はどのお店も出てくる量が半端ないです。普段あまり食べない母も、いつもの5倍の量を食し、その体のどこにそんな量の食べ物たちが入っていくんだ、とびっくりさせられました。美味しいものばかりで幸せでした。
ホテルの朝食バイキングもモリモリ食しました。
次の日は、祖母の一周忌でお寺でお坊さんにお経を読んでいただき、お墓参りもしました。
そのあと親族でお刺身やお寿司を食べました。父は長男なので、皆さんの前で挨拶もしていました。喫煙所で、従兄弟のTくんと少し話しました。短い時間でしたが、みんなが揃うとわたしは全然、全くと言っていいほど喋らなくなってしまうので、話せて嬉しかったです。
私たち家族はバタバタと皆さんに挨拶をし、Sおじさんの車で最寄り駅まで送ってもらいました。電車に揺られ、気が緩み一泊二日の疲れが出てそれぞれ仮眠体勢に。
帰路につきました。
わたしの家族は母と父が随分前に離婚し別居していて、妹は都内に住んでいます。同じ屋根の下に住んでいると分からなかったことが、4人それぞれに交錯して、思うところがあって、父と母は事故に遭ってから、だいぶ変わりました。4人で集まれるのも、ある時間、ある距離が図れて、今、なのだと思います。
わたしは、各々マイペースながらバラバラのようでいてまとまりのある、今の家族が好きです。