Future Diver/でんぱ組.inc
ただいま。に対して『おかえり』がある生活とは華々しい。
『ただいま!』
妹と夕方合流して、実家の父が住まうお家へ。飼い猫のキジトラ、コロは近ごろお腹の調子が良くないらしく、毛の生え変わりの時期を過ぎたことも関係しているのか、夏バテでも引き起こしたように、心配になるくらい痩せて骨ばった身体をしていました。もう、15歳で化け猫の部類にカテゴライズされる彼女は、それでも実家の父を支えてくれています。
父は相変わらずで、わたしのストレスによる円形脱毛症(頭部のてっぺんにできた)を、心配する素振りをみせながらも面白がってニヤニヤしていました。・・・いつかエンパゲについて笑えなくなるぐらいに父がハゲ散らかす日をわたしは強く!待ちのぞむぜ、
実家にゆらゆら帝国のCDがなかったので早めに切り上げ、パーティのあるバーへ向かったのが20時過ぎ。限定メニューのフードを、品切れたきゅうりのぬか漬け以外すべてだしてもらって、妹と二人、早々と完食。バーのごはん、いつもすごく美味しくて。しかしそれは、『つかぬ間の』という名の、制限時間付きの至福の時なのでした。
妹は相変わらず、でも明日に仕事を控えているので極力、ローペースでニコニコ、ビールを美味しく出していただいていましたが、やはりパーティと名の打つ夏祭りにテキーラ一気飲みは欠かせないらしく、ノリとメンツに飲まれて結局、5杯もそれを飲まされてしまい、ビールとちゃんぽんで酔いつぶれ、深い眠りについてしまいました。序盤、いいペースだと見受けられたのに、!
わたしはといえばラムコークとピーチウーロン、カルーアミルク、このライトカクテル3杯しかアルコールを飲まなかったのでシラフもシラフ。こみあげてくる眠気と闘いながら、その後はコーヒー類を摂取しました。
妹が、起きない。。。熟睡。。。
夕方からテキーラやその他のお酒を消化していた若人組は、日付が変わる頃にはぐったりしていて、いっしょになって一気していた妹も同じ末路に。寝ていただけで特にみんなに迷惑をかけたりはしていないから、よかったといえばよかったのですが、夜半過ぎになってそろそろ帰りたいのに彼女は、まっっったく、起きない。揺すって名前を呼んでも返事はなく、体を起こしても聞こえてくるのは寝息だけ、。とうとうタクシーを手配し、バーのマスターに両腕を抱き抱えられ宙に浮いた状態でその車に乗り込み、二人で母の待つ家に向かいました。
母宅に迎え入れられるも、彼女は今度はトイレで爆睡。鍵をかけた状態で3時間御手洗いをジャック。母と、我々が用を足したくなった場合はどうしようか、と相談し、鍵をこじ開けるという救出作戦に。鍵は簡単に開き、しばらくしてヌシは、のこのこと目と酔いが覚めたのか出てきました。
いやー、本当にお酒って。。恐ろしい。
いろいろあったけれど楽しかったし、久しぶりにみんなに会えて嬉しかった。
妹も、きっと地元に帰ってこれるのを楽しみにしていたんだな、と思いました。
いつでも、待ってるよ。って言ってくれるのはうれしい。
「おかえりなさい」が待っているから、わたしも妹も『ただいま』が言えるんだよね。
まぶたが閉じてきたので、そろそろ寝ます。
おやすみなさい。